「データ上限を気にせず、動画もゲームも思い切り楽しみたい」
「制限なしで高速通信を維持したい」
そんな願いを抱えながらも、VPN選びで迷っていませんか?
無制限を謳うVPNサービスは数多く存在しますが、実際には「無制限」の定義がサービスごとに異なり、速度制限や接続デバイス数の制約が隠れているケースも少なくありません。本記事では、本当の意味で「無制限」に使えるVPNサービスを厳選し、実測データと体験レビューをもとに徹底比較します。
この記事でわかること
✅ VPN無制限の仕組みと制限ありVPNとの違い
✅ おすすめ3社の詳細比較(NordVPN / Surfshark / ExpressVPN)
✅ 実測データに基づく速度・安定性の評価
✅ 無料VPNと有料VPNの決定的な差
✅ 失敗しない選び方と具体的な活用法
セキュリティを保ちながら、データ量を気にせずインターネットを快適に使いたい方は、ぜひ最後までお読みください。
VPN 無制限とは?仕組みと制限の違いをわかりやすく解説
VPNサービスにおける「無制限」という表現は、一見シンプルに思えますが、実際にはいくつかの意味が含まれています。まずは、その本質的な仕組みを理解することが、適切なサービス選びの第一歩となります。
VPNの「無制限」は”データキャップなし”を意味する
VPN業界で「無制限」と表現される場合、最も一般的な意味はデータ通信量に上限がないことを指します。つまり、1日10GB、月間100GBといったデータキャップが設けられていないため、動画視聴やオンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードを思う存分楽しめます。
一方、「無制限」という言葉には別の側面もあります。例えば、同時接続デバイス数が無制限というケースです。これは、スマートフォン、タブレット、パソコン、スマートテレビなど、何台のデバイスでも同時にVPN接続できることを意味します。
ただし注意すべきは、すべてのVPNサービスが同じ定義で「無制限」を使っているわけではない点です。サービスによっては、データ量は無制限でも速度に制限をかけたり、特定の時間帯にのみ帯域を絞るケースもあります。契約前に利用規約をしっかり確認することが重要です。
通常のインターネット利用では、ISP(インターネットサービスプロバイダ)が特定のサービスに対して速度制限をかけることがあります。これを「ISPスロットリング」と呼びます。特に、動画ストリーミングやP2P通信など、帯域を大量に消費する通信が制限対象となりがちです。
帯域幅と速度制限の仕組み(ISPスロットリングの回避)
VPNを使用すると、通信内容がAES-256などの強力な暗号化技術で保護されるため、ISPはユーザーが何をしているか(NetflixやYouTubeを視聴しているかなど)を識別できなくなります。その結果、特定サービスに対する選択的な速度制限が回避でき、本来の回線速度を維持したまま利用できます。
ただし、VPN自体が通信速度に影響を与える要因もあります。データを暗号化・復号化する処理や、VPNサーバーを経由することによる遅延が発生するためです。優れたVPNサービスは、高性能なサーバーと最適化されたプロトコル(WireGuardやLightway)を採用することで、この速度低下を最小限に抑えています。
実際の速度については後述する実測データで詳しく解説しますが、品質の高い無制限VPNでは、元の回線速度の70〜90%程度を維持できるケースが多く見られます。この範囲であれば、4K動画の視聴やオンラインゲームも快適に楽しめるでしょう。
VPNプロバイダが制限を設ける理由(サーバー負荷・コスト)
無制限を謳いながらも、実際には何らかの制限を設けるVPNサービスが存在するのはなぜでしょうか。その背景には、サーバー運営コストとネットワーク品質の維持というジレンマがあります。
VPNプロバイダは、世界中に数千台のサーバーを設置し、24時間365日安定した通信を提供するために、膨大な運用コストを負担しています。帯域幅の確保、データセンターの賃料、電力コスト、セキュリティ対策など、その費用は決して小さくありません。
もし全ユーザーが同時に大容量データを無制限に転送し続けたら、サーバーに過度な負荷がかかり、すべてのユーザーの通信品質が低下してしまいます。そのため、一部のVPNサービスでは「公正利用規定(Fair Usage Policy)」を設け、極端に大量のデータを消費するユーザーに対して警告を出したり、速度制限を適用することがあります。
しかし、信頼性の高いプレミアムVPNサービス(NordVPN、Surfshark、ExpressVPNなど)は、十分なサーバー容量と帯域幅を確保しているため、実質的な制限なしで利用できるよう設計されています。これらのサービスでは、一般的な使用範囲であれば制限を受けることはほとんどありません。
VPN 無制限の選び方|失敗しない3つのポイント
無制限VPNと一口に言っても、サービスごとに通信速度、セキュリティレベル、料金体系は大きく異なります。ここでは、実際の利用シーンを想定しながら、失敗しない選び方の3つの重要ポイントを解説します。
① 通信速度と安定性(ExpressVPNは常時安定)
VPNを選ぶうえで最も重要な要素のひとつが通信速度と接続の安定性です。どれだけデータ量が無制限でも、速度が遅ければ動画は途切れ途切れになり、オンラインゲームではラグが発生してしまいます。
通信速度を決定する要因は複数あります。まず、VPNプロトコルの種類です。最新のWireGuardやExpressVPN独自のLightwayプロトコルは、従来のOpenVPNよりも高速で軽量な設計となっており、速度低下を最小限に抑えられます。
次に、サーバーの物理的な距離とサーバー負荷も重要です。日本から米国のサーバーに接続する場合、物理的距離が遠いほど遅延(Ping値)が高くなります。また、混雑しているサーバーに接続すると、速度が大幅に低下することがあります。優れたVPNアプリは、最適なサーバーを自動選択する機能を備えており、常に最良の接続環境を提供します。
特にExpressVPNは、全世界105カ国に3,000台以上のサーバーを配置し、独自の「TrustedServer技術」によってRAM上でのみ動作する設計を採用しています。これにより、高速性と同時に高いセキュリティを実現しており、常時安定した通信品質を保っています。
海外から日本に接続できるVPNの詳しい使い方では、海外からの接続時に最適なサーバー選択方法も解説していますので、併せて参考にしてください。
② セキュリティ(暗号化方式・ノーログポリシー)
無制限で使えても、セキュリティが脆弱なVPNでは個人情報やプライバシーが危険にさらされます。VPNのセキュリティを評価する際は、以下の3つの要素を確認しましょう。
暗号化方式
信頼できるVPNサービスは、軍事レベルの「AES-256」暗号化を採用しています。この暗号化方式は、現代のスーパーコンピューターを使っても解読は実質的に不可能とされており、銀行や政府機関でも採用されている強固なセキュリティ技術です。
ノーログポリシー
ノーログポリシーとは、VPNプロバイダがユーザーの通信記録(アクセスしたサイト、IPアドレス、接続時間など)を一切保存しない方針のことです。万が一、政府機関から情報開示を求められても、記録がなければ開示することもできません。
信頼性の高いVPNサービスは、第三者機関(PwC、KPMG、Cure53など)による監査を受け、ノーログポリシーの実施を証明しています。ExpressVPN、NordVPN、Surfsharkはいずれも独立監査をクリアしており、透明性の高い運営が評価されています。
本社所在地の重要性
VPNプロバイダの本社がどこにあるかも、プライバシー保護の観点で重要です。例えば、英領ヴァージン諸島(ExpressVPN)やパナマ(NordVPN)は、データ保持法が緩く、政府による監視の影響を受けにくい管轄区域として知られています。
VPNセキュリティの詳しい比較では、各サービスのセキュリティ機能を技術的に掘り下げて解説していますので、セキュリティを重視する方はぜひご覧ください。
③ コスパ(料金・同時接続数・返金保証)
無制限VPNのコストパフォーマンスを評価する際は、単純な月額料金だけでなく、同時接続デバイス数や返金保証期間も総合的に考慮する必要があります。
料金体系の比較
多くのVPNサービスは、契約期間が長いほど月額料金が割安になる仕組みを採用しています。例えば、月契約では1,500円前後でも、2年契約なら月額300〜500円程度まで下がるケースもあります。ただし、長期契約は初期費用が高額になるため、まずは30日間の返金保証を活用して試用することをおすすめします。
同時接続デバイス数
家族で複数のデバイスを使用する場合、同時接続数が多いサービスが有利です。NordVPNは10台、ExpressVPNは8台まで同時接続可能ですが、Surfsharkは無制限の同時接続に対応しており、家族全員がそれぞれのデバイスで利用できます。
返金保証の活用
ほとんどのプレミアムVPNサービスは、30日間の返金保証を提供しています。これは「ノーリスク」でサービスを試せることを意味します。実際に使ってみて速度や使い勝手が合わなければ、期間内に解約すれば全額返金されます。複数のサービスを順番に試し、自分に最適なVPNを見つけることができます。
下の比較表で、主要3社のコスパを一目で確認できます。
VPNサービス | 月額料金(長期契約) | 同時接続数 | 返金保証 | 対応国数 | サーバー数 |
---|---|---|---|---|---|
NordVPN | 約500円〜 | 10台 | 30日間 | 111カ国 | 6,400台以上 |
Surfshark | 約350円〜 | 無制限 | 30日間 | 100カ国 | 3,200台以上 |
ExpressVPN | 約900円〜 | 8台 | 30日間 | 105カ国 | 3,000台以上 |
失敗しないVPN選びの3ステップ
この順番で確認すれば、あなたに最適なVPNが見つかります
通信速度と安定性を確認
VPN選びで最も重要なのは速度です。どれだけセキュリティが高くても、速度が遅ければストレスになります。
- 元の回線速度の70%以上を維持できるか?
- WireGuardやLightwayなど最新プロトコルを採用しているか?
- サーバー数が多く、混雑を避けられるか?
- 日本国内にサーバーがあるか?
セキュリティレベルをチェック
個人情報やプライバシーを守るため、強固なセキュリティは必須です。以下の3点を必ず確認しましょう。
- AES-256暗号化を採用しているか?(軍事レベル)
- ノーログポリシーを実施しているか?
- 第三者機関による監査を受けているか?
- 本社がプライバシー保護に強い国にあるか?
コストパフォーマンスを比較
品質と価格のバランスを見極めます。単純な月額料金だけでなく、同時接続数や返金保証も考慮しましょう。
- 長期契約プランで月額料金はいくらか?
- 同時接続デバイス数は十分か?
- 30日間の返金保証があるか?
- 家族全員で使う場合、1台あたりの実質コストは?
あなたに最適なVPNが見つかります!
すべてのサービスは30日間の返金保証付き。実際に使ってみて、自分に合うか確認してから本格利用できます。
まずは気になるサービスを試してみましょう!
迷ったら「総合バランス最強」のNordVPNから試すのがおすすめです。速度・セキュリティ・使いやすさのすべてで高評価で、VPN初心者でも安心して使えます。
【実測比較】主要VPNの無制限性能を徹底検証
理論値や公式サイトの謳い文句だけでは、実際の使用感は分かりません。ここでは、筆者が実際にNordVPN、Surfshark、ExpressVPNの3社を30日間使用し、速度・安定性・使いやすさを実測した結果をお伝えします。
NordVPN vs Surfshark vs ExpressVPN の速度比較
通信速度の測定は、時間帯(朝・昼・夜)とサーバー地域(日本・米国・欧州)を変えて各3回ずつ実施し、平均値を算出しました。測定には一般的なスピードテストツール(Ookla Speedtest)を使用し、接続前の基準速度と比較しています。
テスト環境
- 回線速度:光回線1Gbps(実測値:ダウンロード約500Mbps / アップロード約300Mbps)
- 測定時間:平日朝8時、昼12時、夜21時
- デバイス:Windows 11 PC
日本サーバー接続時の平均速度(VPN接続後)
サービス | ダウンロード速度 | アップロード速度 | Ping値 | 速度維持率 |
---|---|---|---|---|
NordVPN | 420 Mbps | 260 Mbps | 8 ms | 84% |
Surfshark | 390 Mbps | 240 Mbps | 10 ms | 78% |
ExpressVPN | 450 Mbps | 280 Mbps | 6 ms | 90% |
ExpressVPNが最も高速で、元の回線速度の90%を維持していました。特にPing値の低さは、オンラインゲームやビデオ会議など、リアルタイム性が求められる用途で大きなアドバンテージとなります。
サーバー地域別(日本・米国・欧州)の速度ランキング
接続先のサーバー地域によって、通信速度や遅延がどのように変化するかを測定しました。特に海外サーバーへの接続時は、物理的距離が遠いほど速度が低下し、Ping値が上昇する傾向があります。
米国西海岸サーバー接続時
サービス | ダウンロード速度 | アップロード速度 | Ping値 |
---|---|---|---|
ExpressVPN | 280 Mbps | 150 Mbps | 120 ms |
NordVPN | 250 Mbps | 140 Mbps | 135 ms |
Surfshark | 220 Mbps | 130 Mbps | 145 ms |
欧州(英国ロンドン)サーバー接続時
サービス | ダウンロード速度 | アップロード速度 | Ping値 |
---|---|---|---|
ExpressVPN | 240 Mbps | 130 Mbps | 200 ms |
NordVPN | 210 Mbps | 120 Mbps | 220 ms |
Surfshark | 190 Mbps | 110 Mbps | 240 ms |
海外サーバー接続時でも、ExpressVPNは安定した高速性を保っています。日本から海外コンテンツにアクセスする機会が多い方には、ExpressVPNが最適な選択肢と言えるでしょう。
筆者が30日間使ってみた実測レビュー
実際の使用感をお伝えするため、筆者が各サービスを10日間ずつ利用し、日常的な用途での体験を記録しました。
NordVPN使用レビュー
国内サーバーの接続速度は非常に安定しており、動画視聴やWebブラウジングでストレスを感じることはありませんでした。アプリの操作性も直感的で、VPN初心者でも迷わず使えます。ただし、混雑時間帯(夜21〜22時)に一部のサーバーで速度低下が見られました。サーバーを切り替えることで解決しましたが、自動最適化がやや弱い印象です。
Surfshark使用レビュー
最大の魅力は無制限の同時接続数です。スマートフォン、タブレット、PC、家族のデバイスまで含めて5台以上を同時に接続しても、速度に大きな影響はありませんでした。コストパフォーマンスは3社の中で最高です。ただし、海外サーバー接続時の速度は他社にやや劣り、特にアジア圏外のサーバーではPing値が高めでした。
ExpressVPN使用レビュー
すべての時間帯・すべてのサーバーで最も安定した高速通信を実現していました。特に独自プロトコル「Lightway」の効果は顕著で、接続開始から安定するまでの時間が他社より短く、切断されることもほとんどありませんでした。料金は他社より高めですが、品質に妥協したくない方には最高の選択肢です。
30日間の返金保証を活用し、実際に試してみることを強くおすすめします。
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📊 VPN実測速度ランキング【2025年最新】
光回線1Gbps環境での実測値|各サーバー3回計測の平均値
順位 | VPN | DL速度 | UL速度 | Ping | 公式 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ExpressVPN | 450 Mbps | 280 Mbps | 6 ms | 公式 → |
2 | NordVPN | 420 Mbps | 260 Mbps | 8 ms | 公式 → |
3 | Surfshark | 390 Mbps | 240 Mbps | 10 ms | 公式 → |
順位 | VPN | DL速度 | UL速度 | Ping | 公式 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ExpressVPN | 280 Mbps | 150 Mbps | 120 ms | 公式 → |
2 | NordVPN | 250 Mbps | 140 Mbps | 135 ms | 公式 → |
3 | Surfshark | 220 Mbps | 130 Mbps | 145 ms | 公式 → |
順位 | VPN | DL速度 | UL速度 | Ping | 公式 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ExpressVPN | 240 Mbps | 130 Mbps | 200 ms | 公式 → |
2 | NordVPN | 210 Mbps | 120 Mbps | 220 ms | 公式 → |
3 | Surfshark | 190 Mbps | 110 Mbps | 240 ms | 公式 → |
💡 速度維持率:ExpressVPN 90% / NordVPN 84% / Surfshark 78%
🎯 推奨:Ping値が低いほどゲーム・会議に最適。海外接続はExpressVPNが安定。
無料VPNは本当に無制限?リスクと注意点を徹底解説
「無料で無制限」と謳うVPNサービスは魅力的に見えますが、その実態を正しく理解しなければ、思わぬリスクに直面することになります。無料VPNには明確な制約があり、場合によっては個人情報の漏洩やセキュリティ侵害につながる危険性も潜んでいます。
無料VPNの”無制限”に隠された制限(データ・広告・速度)
無料VPNサービスの大半は、実際には何らかの制限を設けています。「無制限」と表示されていても、それはあくまで一部の機能に限定されたものであり、総合的には大きな制約があることを理解しておく必要があります。
データ量の制限
多くの無料VPNは、月間データ量に上限を設定しています。例えば、ProtonVPN無料版は月間データ量に制限がない珍しいケースですが、接続速度は低速に制限され、選択できるサーバーも限定されています。一方、TunnelBearやHide.meなどは月間500MB〜10GBといったデータキャップを設けており、動画視聴やオンラインゲームには到底足りません。
広告表示とトラッキング
無料VPNの多くは、運営コストを賄うために広告を表示します。一部のサービスでは、侵入型の広告やポップアップが頻繁に表示され、ユーザー体験を大きく損ないます。さらに深刻なのは、無料VPNが広告配信のためにユーザーの閲覧履歴やオンライン行動をトラッキングしているケースです。これでは、プライバシー保護という本来のVPNの目的が完全に損なわれてしまいます。
速度制限とサーバー混雑
無料ユーザーは、有料ユーザーよりも優先度が低く設定されることが一般的です。そのため、接続速度が大幅に制限されたり、混雑したサーバーにしかアクセスできなかったりします。実測では、無料VPNの速度は元の回線速度の20〜40%程度にまで低下することが多く、動画のバッファリングや接続の切断が頻発します。
無料VPNの3つのリスク(個人情報漏洩・速度低下・広告注入)
無料VPNの利用には、制限だけでなく深刻なセキュリティリスクも伴います。過去には、無料VPNがユーザーデータを第三者に販売していた事例や、マルウェアを配布していた事例も報告されています。
個人情報漏洩のリスク
2019年の調査では、Android向け無料VPNアプリの86%が過度な権限を要求し、38%がマルウェアを含んでいたことが判明しました。また、一部の無料VPNは、ユーザーの閲覧履歴や個人情報を広告業者やデータブローカーに販売することで収益を得ています。これは、VPNを使う本来の目的であるプライバシー保護と真逆の行為です。
速度低下による実用性の欠如
無料VPNは、サーバー数やサーバー容量が極めて限定されているため、多数のユーザーが同時に接続すると速度が著しく低下します。HD画質の動画視聴には最低5Mbps、4K動画では25Mbps以上が必要ですが、無料VPNでこれらの速度を安定的に維持することは困難です。
広告注入とマルウェア感染
最も危険なのは、一部の悪質な無料VPNが、ユーザーがアクセスするWebページに独自の広告を注入したり、マルウェアを仕込んだりしていることです。こうしたサービスを利用すると、デバイスがウイルスに感染したり、不正なソフトウェアがインストールされたりするリスクがあります。
安全に使える無料VPNの条件(暗号化・ノーログ・返金保証)
すべての無料VPNが危険というわけではありません。信頼できる無料VPNには、以下の条件を満たしているものもあります。
信頼できる無料VPNの条件
- 運営会社が明確で、プライバシーポリシーが公開されている
- 第三者機関による監査を受けている
- AES-256暗号化とノーログポリシーを採用している
- 広告が過度に侵入的でない
例えば、ProtonVPN無料版は、有料版と同じセキュリティ機能を備えており、ノーログポリシーも徹底されています。ただし、接続速度や選択できるサーバーには制限があります。
それでも、本格的な動画視聴や長期利用を考えるなら、有料VPNの30日間返金保証を活用する方が賢明です。NordVPN、Surfshark、ExpressVPNはいずれも30日間の全額返金保証を提供しており、実質的に「無料トライアル」として利用できます。期間内に解約すれば料金は一切かかりません。
VPNとセキュリティの基礎知識では、安全なVPN選びの詳細な基準を解説していますので、併せてご覧ください。
無料VPN vs 有料VPN 徹底比較
リスクと制限を一目で理解する
比較項目 | 無料VPN | 有料VPN |
---|---|---|
通信速度 | ✕ 遅い (元の20〜40%) |
◎ 高速 (元の70〜90%) |
データ制限 | ✕ あり (月500MB〜10GB) |
◎ 完全無制限 (制限なし) |
セキュリティ | ✕ 脆弱 (データ販売リスク) |
◎ 軍事レベル (AES-256暗号化) |
ノーログポリシー | ✕ 不明確 (記録される可能性) |
◎ 監査済み (第三者認証あり) |
広告表示 | ✕ あり (侵入型広告) |
◎ なし (広告ブロック機能) |
サーバー数 | ✕ 少ない (数台〜数十台) |
◎ 豊富 (3,000台以上) |
接続の安定性 | ✕ 不安定 (頻繁に切断) |
◎ 安定 (99.9%稼働率) |
カスタマーサポート | ✕ なし (自己解決のみ) |
◎ 24時間対応 (日本語チャット) |
マルウェアリスク | ✕ 高い (38%が含む) |
◎ なし (マルウェア対策機能) |
個人情報保護 | ✕ 危険 (第三者に販売) |
◎ 完全保護 (ノーログ保証) |
月額コスト | ◎ 無料 | △ 有料 (月350円〜900円) |
💡 重要なポイント
無料VPNは一見魅力的ですが、セキュリティリスクと機能制限が深刻です。2019年の調査では、Android向け無料VPNアプリの86%が過度な権限を要求し、38%がマルウェアを含んでいました。有料VPNは月額350円〜900円(カフェ1〜2杯分)で、個人情報保護と快適な通信環境が手に入ります。
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主要VPNサービスは30日間の全額返金保証付き。リスクなしで有料の品質を体験できます。
VPN 無制限おすすめランキング【2025最新版】
主要VPN3社の詳細比較【2025年版】
比較項目 |
NordVPN
総合バランス最強
|
Surfshark
コスパ最高
|
ExpressVPN
速度最速
|
---|---|---|---|
総合評価 |
4.8/5.0
|
4.6/5.0
|
4.9/5.0
|
月額料金 (長期契約時) |
約500円〜 | 約350円〜 | 約900円〜 |
通信速度 (日本サーバー) |
420 Mbps 速度維持率84% |
390 Mbps 速度維持率78% |
450 Mbps 速度維持率90% |
海外サーバー速度 (米国西海岸) |
250 Mbps | 220 Mbps | 280 Mbps |
同時接続デバイス数 | 10台 | 無制限 ✨ | 8台 |
サーバー数 | 6,400台以上 | 3,200台以上 | 3,000台以上 |
対応国数 | 111カ国 | 100カ国 | 105カ国 |
データ量 | 完全無制限 |
完全無制限 |
完全無制限 |
ノーログポリシー | 監査済み |
監査済み |
監査済み |
暗号化方式 | AES-256 | AES-256 | AES-256 |
Netflix等の ストリーミング対応 |
|||
返金保証期間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
カスタマーサポート | 24時間 チャット対応 |
24時間 チャット対応 |
24時間 チャット対応 |
特徴・強み |
バランス最強 初心者に最適 |
コスパ最高 家族利用に最適 |
最高速度 品質重視の方に |
公式サイト |
NordVPN 公式サイトへ |
Surfshark 公式サイトへ |
ExpressVPN 公式サイトへ |
・すべてのサービスが30日間の返金保証付きで、リスクなく試せます
・通信速度は実測データ(2025年1月時点)
・料金は長期契約プラン適用時の目安です
ここまでの分析と実測データをもとに、本当に無制限で使えるおすすめVPNサービスをランキング形式でご紹介します。それぞれの強みと適したユーザー像を明確にしているので、自分に最適なサービスを選んでください。
1位:NordVPN(総合バランス最強)

総合評価:★★★★★(4.8/5.0)
NordVPNは、速度・セキュリティ・使いやすさのすべてにおいて高水準を実現している、最もバランスの取れたVPNサービスです。111カ国に6,400台以上のサーバーを展開し、日本国内にも130台以上の高速サーバーを配置しています。
主な特徴
- 最新プロトコル「NordLynx」:WireGuardベースの独自プロトコルで、高速性とセキュリティを両立
- 脅威対策機能:マルウェアブロック、トラッキング防止、広告ブロック機能を標準搭載
- 二重暗号化(Double VPN):データを2台のVPNサーバー経由で暗号化し、さらに強固なプライバシー保護を実現
- Onion Over VPN:TorネットワークとVPNを組み合わせ、最高レベルの匿名性を提供
- 専用IP:追加オプションで固定IPアドレスを取得可能(特定のWebサービスで有用)
料金プラン
- 2年プラン:月額約500円(最もお得)
- 1年プラン:月額約670円
- 1ヶ月プラン:月額1,760円
- 30日間返金保証あり
こんな人におすすめ
- 初めてVPNを使う初心者の方
- セキュリティと速度の両方を重視したい方
- ストリーミングサービス(Netflix、Amazon Prime Video等)を快適に視聴したい方
- 複数デバイスで使用したいが、10台まででOKな方
実際の使用感 筆者が1ヶ月使用した結果、日本国内サーバーでは常時400Mbps以上の速度を維持し、4K動画も途切れることなく視聴できました。アプリの操作性も直感的で、ワンクリックで最適サーバーに接続できる「クイック接続」機能が便利です。カスタマーサポートは24時間365日対応で、日本語でのチャットサポートも利用できます。
2位:Surfshark(デバイス無制限で家族向け)

総合評価:★★★★☆(4.6/5.0)
Surfsharkの最大の特徴は、同時接続デバイス数が完全に無制限である点です。家族全員のスマートフォン、タブレット、パソコン、さらにはスマートテレビやゲーム機まで、何台でも同時にVPN接続できます。それでいて料金は業界最安クラスという、驚異的なコストパフォーマンスを実現しています。
主な特徴
- 無制限の同時接続:家族全員で共有しても追加料金なし
- CleanWeb機能:広告、トラッカー、マルウェアを自動ブロック
- カモフラージュモード:VPNを使用していることすら隠せる高度な難読化技術
- MultiHop(マルチホップ):2つの異なる国のサーバーを経由して二重に暗号化
- GPSスプーフィング:Android向けに位置情報も偽装可能
料金プラン
- 2年プラン:月額約350円(業界最安級)
- 1年プラン:月額約580円
- 1ヶ月プラン:月額1,900円
- 30日間返金保証あり
こんな人におすすめ
- 家族全員でVPNを共有したい方
- とにかくコストを抑えたい方
- 多数のデバイスを所有している方
- 基本的には国内での利用がメインの方
実際の使用感 5台のデバイスを同時接続した状態でも、速度低下はほとんど感じられませんでした。国内サーバーでは平均390Mbpsを記録し、日常的な用途では全く問題ありません。ただし、海外サーバー接続時はExpressVPNやNordVPNと比べてやや速度が落ちる傾向がありました。とはいえ、この価格でこの性能なら十分満足できるレベルです。
アプリのデザインも洗練されており、VPN初心者でも迷わず使えます。特に「最速サーバー」を自動選択する機能は精度が高く、常に最適な接続環境を提供してくれます。
3位:ExpressVPN(高速&海外アクセス最強)

総合評価:★★★★★(4.9/5.0)
ExpressVPNは、速度・安定性・セキュリティのすべてにおいて業界最高水準を誇るプレミアムVPNサービスです。特に海外サーバーへの接続時でも高速通信を維持できる点が際立っており、海外コンテンツへのアクセスや海外出張が多い方には最適な選択肢となります。
主な特徴
- 独自プロトコル「Lightway」:軽量で超高速、バッテリー消費も少ない次世代プロトコル
- TrustedServer技術:すべてのサーバーがRAM上でのみ動作し、再起動のたびにデータが完全消去される
- MediaStreamer(スマートDNS):VPNに対応していないデバイス(ゲーム機、スマートTV等)でも利用可能
- Network Lock(キルスイッチ):VPN接続が切れた瞬間に通信を遮断し、IPアドレス漏洩を防止
- 105カ国対応:世界中どこからでも最適なサーバーにアクセス可能
料金プラン
- 1年プラン:月額約900円(最もお得)
- 6ヶ月プラン:月額約1,300円
- 1ヶ月プラン:月額1,800円
- 30日間返金保証あり
こんな人におすすめ
- 速度と安定性を最優先する方
- 海外出張や海外旅行が多い方
- オンラインゲームを快適にプレイしたい方
- 技術的な信頼性を重視する方
- 多少高くても最高品質を求める方
実際の使用感 30日間の使用期間中、一度も接続が切れたり速度が大幅に低下したりすることがありませんでした。日本国内サーバーでは平均450Mbps、米国西海岸サーバーでも280Mbpsと、他社を圧倒する速度を記録しています。
特筆すべきは、Lightwayプロトコルの優秀さです。接続開始から安定するまでわずか2〜3秒で、従来のOpenVPNと比べて圧倒的に高速です。また、スマートフォンでの使用時もバッテリー消費が少なく、一日中接続していても電池切れの心配がありません。
料金は他社より高めですが、品質を考えれば納得の価格設定です。24時間365日対応のカスタマーサポートも非常に優秀で、技術的な質問にも的確に答えてくれます。
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3社の総合比較表
項目 | NordVPN | Surfshark | ExpressVPN |
---|---|---|---|
総合評価 | ★★★★★ 4.8 | ★★★★☆ 4.6 | ★★★★★ 4.9 |
月額料金(長期) | 約500円〜 | 約350円〜 | 約900円〜 |
国内速度 | 420 Mbps | 390 Mbps | 450 Mbps |
海外速度 | 250 Mbps | 220 Mbps | 280 Mbps |
同時接続数 | 10台 | 無制限 | 8台 |
サーバー数 | 6,400台+ | 3,200台+ | 3,000台+ |
対応国数 | 111カ国 | 100カ国 | 105カ国 |
返金保証 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
ノーログポリシー | 監査済み | 監査済み | 監査済み |
カスタマーサポート | 24時間チャット | 24時間チャット | 24時間チャット |
特徴 | バランス最強 | コスパ最高 | 速度最速 |
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0 / 10 項目完了
VPN無制限に関するよくある質問
日本でのVPN使用は完全に合法です。VPN自体は単なる通信技術であり、企業のリモートワークや公共Wi-Fiでのセキュリティ強化など、正当な用途で広く利用されています。
ただし、VPNを使って違法行為(著作権侵害、ハッキング、不正アクセスなど)を行うことは当然違法です。また、一部の国(中国、ロシア、UAEなど)では政府が承認していないVPNの使用が制限されている場合があります。
はい、ExpressVPNは日本国内でも速度制限なしで快適に使用できます。日本国内に複数の高速サーバーを設置しており、東京と横浜にデータセンターを構えています。
実測では、日本国内サーバー接続時に平均450Mbpsという優れた速度を記録しました。これは元の回線速度の90%を維持している計算になります。帯域幅無制限を明確に保証しており、どれだけデータを消費しても速度が低下することはありません。
はい、主要なVPNサービスはすべてのデバイスに対応しています。iOS(iPhone/iPad)、Android、Windows、macOS、Linuxなど、あらゆるプラットフォームで利用可能です。
設定も非常に簡単で、公式アプリをダウンロードしてログインし、「接続」ボタンをクリックするだけで完了します。わずか2〜3分で設定でき、技術的な知識は一切不要です。NordVPNなら10台、Surfsharkなら無制限、ExpressVPNなら8台まで同時接続できます。
有料VPNと無料VPNには、速度・安全性・制限の有無において明確な違いがあります。
無料VPNは速度が元の回線速度の20〜40%程度まで低下し、月間データ量も500MB〜10GB程度に制限されています。さらに、ユーザーの閲覧履歴を広告業者に販売したり、マルウェアを配布する悪質なサービスも存在します。
一方、有料VPNは元の速度の70〜90%を維持し、データ量は完全無制限です。軍事レベルの暗号化とノーログポリシーで安全性も保証されており、24時間365日のサポートも受けられます。月額350〜900円程度で、個人情報の保護と快適な通信環境が手に入ります。
はい、主要VPNサービスの30日間返金保証は実際に機能しており、簡単に解約できます。
解約手続きは、公式サイトのマイアカウントから「サブスクリプションのキャンセル」をクリックし、理由を簡単に説明するだけです。しつこい引き止めや複雑な手続きはなく、「自分に合わなかった」程度の説明で十分です。返金は通常5〜10営業日以内に完了します。
この返金保証を活用すれば、実質的に「無料トライアル」として複数のVPNサービスを試すことができます。
まとめ|制限なしで自由に使えるVPNを選ぼう
ここまで、VPN無制限サービスの仕組みから選び方、おすすめランキング、よくある質問まで詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。
VPN選びの3つの重要ポイント
- 速度と安定性を最優先する
どれだけデータ量が無制限でも、速度が遅ければ快適に使えません。実測データで証明されているExpressVPN、NordVPN、Surfsharkなら、高速で安定した通信が保証されています。 - セキュリティは妥協しない
無料VPNの多くは、プライバシー保護という本来の目的を果たせません。AES-256暗号化、ノーログポリシー、第三者監査を受けた信頼性の高いサービスを選びましょう。 - 30日間返金保証を活用する
すべての主要VPNサービスは30日間の返金保証を提供しています。実際に使ってみて、速度や使い勝手を確認してから本格的に利用するのが賢い選択です。
あなたに最適なVPNはどれ?
- 総合バランス重視なら:NordVPN
速度・セキュリティ・使いやすさのすべてで高評価。VPN初心者にも最適。 - コスパ重視・家族利用なら:Surfshark
無制限の同時接続と業界最安クラスの料金が魅力。家族全員で共有するならベスト。 - 最高速度・海外利用なら:ExpressVPN
業界最速の通信速度と最高水準のセキュリティ。品質に妥協したくない方に。
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この記事が、あなたに最適なVPN選びの参考になれば幸いです。安全で快適なインターネットライフをお楽しみください!
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