海外在住者必見！WBCの日本語実況をNetflixで見るためのVPN設定手順

海外在住の野球ファンにとって、日本代表の活躍を日本語実況で楽しみたいというのは切実な願いです。2026年のWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）では、Netflixが日本向けに独占配信を行うことが正式に発表されました。しかし、海外からそのまま視聴しようとすると「お住まいの地域では利用できません」というメッセージに直面することになります。

この記事では、海外在住者がVPNを活用してWBCを日本語実況で楽しむための完全ガイドをお届けします。設定手順はもちろん、トラブル時の対処法や、どうしても映像が見られない場合の代替手段まで網羅的に解説します。

結論｜海外からでもWBCを日本語実況で楽しむ方法はある

最初に結論をお伝えします。海外在住者でも、適切な方法を使えばWBCの日本語実況を楽しむことは十分に可能です。

最善策は「日本のNetflix × VPN接続」の組み合わせです。VPNで日本のサーバーに接続することで、まるで日本国内からアクセスしているようにNetflixに認識させることができます。これにより、日本向けに配信されるWBCの全試合を、リアルタイムで日本語実況と共に視聴できます。

ただし、VPNの設定や接続状況によっては、映像が視聴できないトラブルが発生する可能性もあります。そのような場合に備えて、ニッポン放送のラジオ実況（radiko経由）という代替手段も用意しておくと安心です。

本記事で分かることは次の3点です：

• なぜ海外からNetflixでWBCが見られないのか、その仕組みと解決策
• 端末別のVPN設定手順と、日本語実況を確実に視聴するためのチェックポイント
• 試合当日にトラブルが起きた場合の対処法と、確実に使える音声実況の活用方法

事前整理｜WBC日本語実況に関する【確定情報・未確定情報】

WBCの視聴環境について、確実な情報と不確実な情報を整理しておくことは、適切な準備をする上で非常に重要です。曖昧な情報に振り回されないよう、現時点で分かっていることを明確にしましょう。

現時点で確定している事実

2025年12月現在、以下の点は公式に確認されている事実です。

Netflixが日本向けにWBCを独占配信することは、2025年8月にNetflix、WBCI（ワールド・ベースボール・クラシック社）、読売新聞社から正式に発表されています。これは日本のNetflix契約者を対象とした独占配信で、日本国内のIPアドレスからのアクセスが前提となります。

重要な変更点として、今回は地上波での生中継がありません。過去のWBC（2023年大会など）では、TBSやテレビ朝日系列で地上波放送があり、Amazon Prime Videoでも配信されていましたが、2026年大会ではNetflixのみの配信となります。

また、ライブ配信に対応することも確定しています。全試合がリアルタイムで配信される予定です。

ラジオ中継については、ニッポン放送での実況生中継が決定しました（2025年12月時点）。これは映像が見られない場合の重要な代替手段となります。

未確定だが可能性が高い点

一方で、まだ公式発表されていないものの、高い確率で実現すると考えられるのが日本語実況・解説の提供です。

Netflixは過去に「F1日本グランプリ」や「ボクシング世界戦」などのスポーツイベントで、日本語実況と解説を提供してきた実績があります。WBCという日本で最も注目度の高い野球イベントで、しかも日本向け独占配信という条件下で、日本語実況を用意しないとは考えにくい状況です。

制作体制についても、過去のスポーツコンテンツでは専門の実況アナウンサーと解説者を起用してきたため、WBCでも同様の高品質な実況が期待できます。

現時点では分からない点

試合直前まで明らかにならない可能性が高いのが、具体的な実況陣や音声切替の仕様です。

どのアナウンサーや解説者が担当するのか、複数の音声トラックから選べるのか、副音声として英語実況も提供されるのかといった詳細は、配信開始が近づかないと分からないでしょう。

ここまでの整理により、「日本のNetflixで独占配信され、日本語実況が提供される可能性が非常に高い」という前提で準備を進めることが最も合理的だと分かります。この前提に基づき、次のセクションでは視聴を成功させるための条件を確認していきます。

WBCを日本語実況で見るための【成功条件チェックリスト】

海外からWBCを日本語実況で視聴するには、いくつかの条件を満たす必要があります。事前にこれらの条件を確認しておくことで、試合当日に慌てることなくスムーズに視聴を開始できます。

映像＋日本語実況を成立させる条件

WBCの映像と日本語実況を同時に楽しむためには、以下の3つの要素が揃っている必要があります。

まず、日本向けのNetflixアカウントが必要です。海外版のNetflixアカウントでは、日本向けコンテンツにアクセスできません。日本国内で作成したアカウント、または日本の支払い方法（日本のクレジットカードや携帯電話決済）で契約したアカウントを用意しましょう。

次に、日本のIPアドレスからアクセスすることが必須です。Netflixは接続元のIPアドレスを確認し、日本国内からのアクセスかどうかを判定します。海外にいる場合は、VPNを使って日本のサーバー経由で接続することでこの条件をクリアできます。

そして、対応端末を準備する必要があります。スマートフォン、タブレット、パソコン、スマートテレビ、Fire TV、Apple TVなど、Netflixアプリが動作する端末であれば基本的に視聴可能です。ただし、一部の古い端末ではライブ配信に対応していない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

音声が日本語になる条件

映像が視聴できても、音声が英語や他の言語になってしまっては意味がありません。日本語実況を確実に聞くためには、以下の点をチェックしましょう。

Netflixの配信では、音声切替機能が提供されることが一般的です。スポーツイベントの場合、複数の言語トラックが用意され、視聴者が好みの言語を選べるようになっている可能性があります。ただし、この機能の有無は配信が開始されるまで確定しません。

試合前のチェック項目として、以下を準備しておくことをおすすめします。

• VPN接続が日本サーバーに正しく繋がっているか確認
• Netflixアプリで日本版のコンテンツが表示されるか確認
• 音声・字幕設定のメニューがどこにあるか事前に把握
• テスト配信や練習試合があれば、そこで音声設定を試す

これらの条件を満たすために、VPNが必要不可欠となります。海外から日本のサービスにアクセスする際のVPN活用法については、当サイトでも詳しく解説していますので、基礎知識を深めたい方はぜひ参考にしてください。

なぜ海外ではそのままNetflixでWBCが見れないのか

「なぜ同じNetflixなのに、国によって見られるコンテンツが違うの？」という疑問を持つ方は多いでしょう。この仕組みを理解することで、VPNの役割がより明確になります。

Netflixをはじめとする動画配信サービスは、地域制限（ジオブロッキング）という技術を使って、視聴者の所在地に応じて異なるコンテンツを配信しています。この制限は、著作権や配信権の契約が国ごとに異なることが主な理由です。

WBCの場合、日本向けの配信権をNetflix Japanが独占取得しました。この配信権は「日本国内の視聴者向け」という条件付きで契約されているため、海外からのアクセスには適用されません。同様に、アメリカやヨーロッパでは別の配信事業者が権利を持っている可能性があり、それぞれの地域で異なる配信形態になります。

Netflixは、ユーザーがアクセスした際のIPアドレスを確認することで、接続元の国や地域を判定しています。アメリカのIPアドレスからアクセスすればアメリカ版Netflixが、フランスのIPアドレスからアクセスすればフランス版Netflixが表示される仕組みです。

ここでVPNの役割が重要になります。VPN（Virtual Private Network）を使えば、実際にはアメリカやヨーロッパにいても、日本のサーバーを経由してアクセスすることで、日本のIPアドレスを使って接続できるのです。

VPNはインターネット上に仮想的なトンネルを作り、あなたのデバイスとVPNサーバーの間の通信を暗号化します。Netflixから見ると、あなたは日本のVPNサーバーからアクセスしているように見えるため、日本版のコンテンツが表示されるという仕組みです。

ただし、誤解してはいけないのは、VPNは単に「制限を突破する魔法のツール」ではないということです。VPNの本来の目的は通信の暗号化とプライバシー保護であり、地域制限の回避はその副次的な機能に過ぎません。

Netflix側もVPN経由のアクセスを検知する技術を持っており、無料VPNや品質の低いVPNでは接続をブロックされることがあります。これは、多くのユーザーが同じIPアドレスから大量にアクセスすることで、「これはVPNサーバーだ」とNetflixが判定するためです。

そのため、WBCを確実に視聴するには、Netflix側のVPN検知を回避できる高品質なVPNサービスを選ぶことが重要になります。次のセクションでは、具体的な設定手順を端末別に解説していきます。

【端末別】WBCをNetflixで見るVPN設定手順

ここからは、実際にVPNを設定してWBCを視聴するまでの手順を、端末別に詳しく解説します。どの端末を使う場合でも、基本的な流れは共通していますが、細かな設定方法は異なりますので、あなたが使用する端末に合わせて確認してください。

スマホ（iPhone / Android）

この手順で解決できること：外出先や自宅で、スマホからWBCをリアルタイム視聴

スマートフォンは最も手軽にVPN設定ができる端末です。アプリをインストールするだけで、複雑な設定なしにVPN接続が可能になります。

手順1：VPNアプリのダウンロードとインストール

まず、信頼できるVPNサービスを選び、公式サイトから契約を完了させます。おすすめのVPNについては後述しますが、ここではNordVPNを例に説明します。

契約が完了したら、App Store（iPhone）またはGoogle Play（Android）から、VPNの公式アプリをダウンロードします。必ず公式アプリを使用し、非公式のアプリは避けてください。

手順2：VPNアプリにログイン

アプリを起動したら、契約時に登録したメールアドレスとパスワードでログインします。初回起動時には、VPN接続の許可を求める通知が表示されるので、「許可」または「OK」をタップしてください。

手順3：日本サーバーに接続

アプリ内のサーバー一覧から「Japan」または「日本」を選択します。複数の日本サーバーがある場合は、「Tokyo」「Osaka」など、どれを選んでも構いません。接続ボタンをタップすると、10〜30秒程度で接続が完了します。

画面上部に「接続済み」や「Connected」と表示されれば成功です。この時、スマホの画面上部にVPNアイコン（鍵マークなど）が表示されます。

手順4：Netflixアプリで視聴開始

VPN接続が完了したら、Netflixアプリを開きます。すでにNetflixアプリを開いていた場合は、一度完全に終了させてから再起動すると確実です。

ログイン後、検索で「WBC」と入力すれば、配信が開始されている場合は試合が表示されます。試合を選択して再生ボタンをタップすれば、視聴が始まります。

トラブル時のチェックポイント

• VPN接続後にスマホを再起動すると、接続が安定することがあります
• Netflixアプリのキャッシュを削除すると、地域判定がリセットされます
• モバイルデータ通信よりもWi-Fi接続の方が安定します

PC（Windows / Mac）

この手順で解決できること：大画面で快適にWBCを視聴、複数タブでの作業も可能

パソコンでの視聴は画面が大きく、長時間の試合観戦に適しています。設定方法もスマホと同様にシンプルです。

手順1：VPNソフトウェアのダウンロード

VPNサービスの公式サイトにアクセスし、Windows版またはMac版のソフトウェアをダウンロードします。ダウンロードしたファイルを実行してインストールを完了させてください。

手順2：VPNソフトウェアを起動してログイン

インストールが完了したら、VPNソフトウェアを起動します。契約時のメールアドレスとパスワードを入力してログインしましょう。

手順3：日本サーバーへの接続

サーバー選択画面で「Japan」を選び、接続ボタンをクリックします。接続が成功すると、ソフトウェアの画面が緑色に変わるなど、接続状態が視覚的に分かりやすく表示されます。

手順4：ブラウザでNetflixにアクセス

VPN接続後、Google ChromeやSafariなどのブラウザを開き、Netflix（netflix.com）にアクセスします。ログインして、WBCの試合ページに移動すれば視聴できます。

PC視聴のメリット

• 複数のモニターを使えば、試合を見ながら他の作業も可能
• ブラウザの拡張機能で字幕やスコア表示をカスタマイズできる
• 有線LAN接続なら、より安定した高画質視聴が実現

Fire TV / Apple TV

この手順で解決できること：テレビの大画面でWBCを家族と一緒に楽しむ

Fire TVやApple TVでVPNを使う場合、少し設定が複雑になりますが、一度設定すればテレビで快適に視聴できます。

方法1：デバイスに直接VPNアプリをインストール（Fire TV）

Fire TVの場合、Amazon Appstoreから一部のVPNアプリを直接ダウンロードできます。

1. Fire TVのホーム画面から「検索」を選択
2. VPNサービス名（例：NordVPN、ExpressVPN）を入力
3. アプリをダウンロードしてインストール
4. アプリを開いてログイン後、日本サーバーに接続
5. Netflixアプリを起動して視聴開始

方法2：ルーターにVPNを設定（Fire TV / Apple TV共通）

Apple TVにはVPNアプリがないため、自宅のルーターにVPN設定を行う必要があります。この方法は少し上級者向けですが、一度設定すれば家中のすべてのデバイスがVPN経由で接続されるメリットがあります。

1. VPNサービスの設定ページからルーター設定用の情報を取得
2. ルーターの管理画面にアクセス（通常は192.168.1.1など）
3. VPN設定セクションを開き、取得した情報を入力
4. 設定を保存して再起動
5. Apple TVやFire TVから通常通りNetflixにアクセス

方法3：スマートDNSを利用（簡易的な方法）

一部のVPNサービスは「スマートDNS」機能を提供しています。これはVPNほど安全ではありませんが、設定が簡単で速度低下が少ないという利点があります。

注意点

• ルーター設定は機種によって手順が異なるため、VPNサービスのサポートに問い合わせることをおすすめします
• スマートDNSは通信の暗号化を行わないため、プライバシー保護の面ではVPNに劣ります

スマートテレビ（TV直視聴）

この手順で解決できること：テレビのリモコンだけでWBCを視聴、設定なしで家族全員が楽しめる

スマートテレビ（AndroidTV、LG WebOS、Samsung Tizenなど）で視聴する場合も、基本的な考え方はFire TVやApple TVと同じです。

Android TV搭載テレビの場合

Android TVには、Google Play StoreからVPNアプリを直接インストールできます。手順はFire TVとほぼ同じで、アプリストアからVPNアプリを検索してインストールし、日本サーバーに接続するだけです。

その他のスマートテレビの場合

LG WebOSやSamsung TizenなどのOSを搭載したテレビでは、VPNアプリが提供されていないことが多いため、以下の方法を検討してください。

1. ルーターにVPN設定を行う（最も確実）
2. PCやスマホをHDMIケーブルでテレビに接続する（簡単だが配線が必要）
3. Chromecast/Apple TVなどの外部デバイスを追加する

最も簡単な方法

技術的な設定が苦手な方には、スマホやPCの画面をテレビにミラーリングする方法が最も簡単です。スマホでVPN接続とNetflix視聴を行い、その画面をChromecastやAirPlayでテレビに映すだけで、大画面での視聴が実現します。

各端末での設定が完了したら、次は試合前に必ず確認しておくべきポイントを見ていきましょう。

試合前に必ず確認｜日本語実況になっているかチェックする方法

VPN接続が成功しても、音声設定が日本語になっていなければ意味がありません。試合開始前に、以下のチェックを必ず行っておきましょう。

日本版Netflixに接続できているか確認

まず、本当に日本版のNetflixに接続できているかを確認します。最も簡単な方法は、Netflixのトップページに表示されるコンテンツを見ることです。

日本版Netflixでは、日本のドラマやアニメが目立つ位置に表示されます。「日本のドラマ」「日本映画」といったカテゴリーが表示されていれば、正しく日本版に接続できている証拠です。

逆に、英語やその他の言語のコンテンツばかりが表示される場合は、VPN接続が正しく行われていない可能性があります。一度VPNを切断し、再度日本サーバーに接続し直してください。

音声・言語設定の確認方法

Netflixで動画を再生すると、画面上に「音声と字幕」のアイコンが表示されます（吹き出しマークや言語マークなど）。このアイコンをクリックまたはタップすると、利用可能な音声トラックと字幕の一覧が表示されます。

ここで「日本語」または「Japanese」が選択されているかを確認しましょう。複数の音声トラックがある場合は、「日本語（実況）」「日本語（オリジナル）」などの表記で区別されることもあります。

試合前の最終チェックリスト

本番の試合が始まる前に、以下のチェックリストを確認しておくと安心です。

✅ VPNが日本サーバーに接続されている（接続状態を確認）
✅ Netflixで日本版コンテンツが表示されている
✅ 音声設定で日本語が選択できる状態になっている
✅ インターネット速度が十分（最低5Mbps、理想は25Mbps以上）
✅ デバイスの充電が十分、または電源に接続している
✅ 視聴予定時刻の15分前には準備を完了させている

可能であれば、WBC本番の前に配信されるテスト配信や練習試合で、実際に視聴できるかを試しておくことを強くおすすめします。当日になって初めて問題に気づくと、対処する時間がなくなってしまいます。

特に、過去のスポーツイベント配信では、試合開始直前にアクセスが集中してサーバーが混雑することがありました。余裕を持って早めに接続しておくことで、このようなトラブルを回避できます。

それでも試合当日にトラブルが発生した場合は、次のセクションで解説する対処法を試してください。

試合当日に見れない時の対処法【分岐型ガイド】

万全の準備をしていても、試合当日に予期せぬトラブルが発生することがあります。ここでは、症状別に具体的な対処法を解説します。慌てずに、該当する症状の解決策を試してみてください。

日本版Netflixに切り替わらない

症状：VPNに接続しているのに、海外版のNetflixが表示され続ける

この問題は、VPNの接続が不完全だったり、キャッシュが残っていたりすることで発生します。

対処法1：VPN接続のリセット

まず、VPN接続を一度完全に切断してください。その後、VPNアプリまたはソフトウェアを完全に終了させます（バックグラウンドでも動作していないことを確認）。

10秒ほど待ってから、VPNを再起動し、再度日本サーバーに接続します。このとき、可能であれば別の日本サーバー（Tokyo #1からTokyo #2など）に切り替えてみてください。

対処法2：ブラウザキャッシュとCookieの削除

PCのブラウザで視聴している場合、古いキャッシュやCookieが残っていると、以前の地域情報が保持されたままになることがあります。

ブラウザの設定から「閲覧履歴データの削除」を選び、「キャッシュ」と「Cookie」にチェックを入れて削除してください。削除後、ブラウザを再起動してNetflixに再度アクセスします。

対処法3：デバイスの再起動

上記の方法でも解決しない場合は、デバイス自体を再起動してください。再起動することで、ネットワーク設定やキャッシュがリセットされ、問題が解決することが多くあります。

再起動後、VPN接続→Netflix接続の順番を必ず守ってください。Netflixに先にアクセスしてからVPNに接続すると、地域判定が正しく行われない場合があります。

音声が日本語にならない

症状：映像は見られるが、音声が英語やその他の言語になっている

Netflixの配信では、複数の音声トラックが用意されていることが一般的ですが、デフォルトで日本語が選ばれていない場合があります。

対処法1：再生画面で音声を切り替える

動画再生中に、画面上の「音声と字幕」アイコンをクリック・タップしてください。音声トラックの一覧が表示されるので、「日本語」を選択します。

もし「日本語」が一覧に表示されない場合は、VPN接続が日本版Netflixに正しく繋がっていない可能性があります。前述の「日本版Netflixに切り替わらない」の対処法を試してください。

対処法2：アカウント設定で言語を変更

Netflixのアカウント設定で、優先言語を「日本語」に設定しておくと、次回から自動的に日本語音声が選択されやすくなります。

Netflixのウェブサイトにログイン後、「アカウント」→「プロフィールと保護者による制限」→使用しているプロフィールを選択→「言語」の項目で「日本語」を選んで保存してください。

対処法3：別の端末で試す

スマホでは音声が切り替えられない場合でも、PCやタブレットでは切り替えられることがあります。可能であれば、別の端末でも試してみましょう。

VPNが不安定／検知される

症状：「プロキシまたはVPNを使用しているようです」というエラーメッセージが表示される

Netflixは、VPN経由のアクセスを検知してブロックすることがあります。特に無料VPNや品質の低いVPNでは、このエラーが頻繁に発生します。

対処法1：別のサーバーに切り替える

VPNサービスは複数の日本サーバーを提供していることが一般的です。現在接続しているサーバーがNetflixにブロックされている可能性があるため、別のサーバーに切り替えてみてください。

例えば、「Tokyo #1」に接続していた場合は「Tokyo #2」や「Osaka」に切り替えます。サーバーを切り替えた後は、必ずNetflixアプリを再起動してください。

対処法2：VPNプロトコルを変更する

VPNアプリの設定で、使用するプロトコルを変更できる場合があります。OpenVPNからWireGuard、またはその逆に切り替えることで、Netflix側の検知を回避できることがあります。

プロトコル設定は、VPNアプリの「設定」や「詳細設定」メニューにあることが多いです。変更後は、VPN接続をリセットして再接続してください。

対処法3：より高品質なVPNに切り替える

上記の方法を試しても改善しない場合、使用しているVPNサービス自体がNetflixのストリーミングに適していない可能性があります。

Netflix視聴に定評のあるVPNサービスへの切り替えを検討しましょう。NordVPNやExpressVPNは、Netflix対応に力を入れており、定期的にサーバーIPを更新しています。

緊急時の最終手段

どうしても映像が見られない場合は、次のセクションで解説する「音声実況」という選択肢も検討してください。映像は諦めることになりますが、日本語実況を聞きながら試合の状況を把握できます。

ここまでの対処法を試しても問題が解決しない場合、VPNサービスのカスタマーサポートに問い合わせることをおすすめします。多くのVPNサービスは24時間のライブチャットサポートを提供しており、即座に解決策を案内してくれます。

どうしても映像が見れない場合の最終手段【音声実況】

VPN接続がどうしてもうまくいかない、または通信環境の問題で映像が安定しない場合でも、ラジオの音声実況で試合を楽しむという選択肢があります。映像が見られないのは残念ですが、臨場感ある日本語実況を聞けるだけでも、試合の雰囲気を十分に味わえます。

ニッポン放送でWBC実況を聞く方法

ニッポン放送でのWBC中継が決定

2025年12月時点の情報として、ニッポン放送がWBC 2026の実況生中継を行うことが決定しました。これは映像が見られない場合の重要な代替手段となります。

ニッポン放送は、プロ野球中継の実績が豊富で、熱のこもった実況と的確な解説に定評があります。過去のWBCでも中継実績があり、2026年大会でも臨場感ある実況が期待できます。

radikoでニッポン放送を聞く手順

ニッポン放送の放送は、radiko（ラジコ）というサービスを通じてインターネット経由で聴取できます。

radikoは、日本のラジオ放送をリアルタイムでストリーミング配信するサービスです。スマホアプリ版とウェブ版の両方があり、無料で利用できます。

基本的な聴取手順

1. VPNで日本サーバーに接続
2. スマホの場合はradikoアプリをダウンロード（App Store / Google Play）
3. PCの場合はradikoウェブサイト（https://radiko.jp/）にアクセス
4. 「ニッポン放送」を選局
5. 再生ボタンをタップ・クリックで実況開始

radikoも海外からはVPNが必要

重要な点として、radikoも基本的には日本国内限定のサービスです。海外からアクセスすると「お住まいの地域ではご利用いただけません」というメッセージが表示されます。

しかし、Netflixと同様に、VPNで日本サーバーに接続すれば、海外からでもradikoを利用できます。すでにNetflix用にVPNを契約しているなら、同じVPN接続でradikoも聞けるため、追加費用は不要です。

radikoプレミアムについて

radikoには無料版と「radikoプレミアム（月額385円）」があります。

• 無料版：現在地の放送エリアの局のみ聴取可能
• プレミアム版：全国の局を聴取可能（エリアフリー機能）

VPN経由で接続する場合、現在地は「日本（VPNサーバーの所在地）」として認識されるため、無料版でもニッポン放送など東京エリアの主要局を聞ける可能性が高いです。
※VPNサーバーで「Osaka」などを選ぶと、東京の局が聞けない場合があります。その際はサーバーを「Tokyo」に変更してください。

ただし、確実性を求める場合や、地方局も聞きたい場合は、プレミアム版の契約も検討する価値があります。月額385円で全国のラジオ局が聞けるのは、海外在住者にとって非常に価値のあるサービスです。

映像とのタイムラグに注意

もし友人がNetflixの映像を見ていて、あなたがradikoの音声を聞いている場合、数秒から十数秒のタイムラグが発生することがあります。これはインターネット配信特有の現象で、完全に同期させることは困難です。

SNSで実況を見ながら聞く場合も、同様のタイムラグに注意してください。重要なプレーの結果を先に知ってしまう、または遅れて知ることになる可能性があります。

その他のラジオ局の可能性

ニッポン放送以外にも、TBSラジオや文化放送などの主要ラジオ局がWBCを中継する可能性があります。試合日程が近づいたら、各局の公式サイトで放送予定を確認しておくことをおすすめします。

複数の局が中継する場合、実況アナウンサーや解説者の組み合わせが異なるため、好みの実況を選ぶ楽しみもあります。

音声実況を使う際の注意点

最後に、音声実況を選択する際の留意点をまとめておきます。

映像がない分、臨場感は劣る

やはり、映像があってこその野球観戦です。音声だけでは、ファインプレーの様子やベンチの雰囲気、観客の盛り上がりなどを完全には味わえません。

可能な限り、映像視聴を優先することをおすすめします。音声実況は、あくまで「映像がどうしても見られない場合の代替手段」として考えてください。

遅延（ラグ）がある

インターネットラジオは、リアルタイム放送に比べて数秒から数十秒の遅延が発生します。SNSで他の人のコメントを見ながら聞いていると、「何の話をしているんだろう？」と混乱する可能性があります。

完全なリアルタイム体験を求めるなら、やはりVPN経由のNetflix視聴が最善です。

それでも、聞けるだけでも価値がある

とはいえ、映像が全く見られない状況で、日本語の実況を聞けるだけでも大きな価値があります。特に海外在住者にとって、母国語の実況は懐かしさと安心感を与えてくれるものです。

「映像は後でハイライトで見ればいい。リアルタイムで実況を聞けることが大事だ」と割り切れるなら、音声実況も十分に魅力的な選択肢です。ニッポン放送の実況は熱がこもっており、音声だけでも十分に試合の興奮が伝わってきます。

ここまで、トラブル時の対処法と最終手段を解説してきました。次のセクションでは、これらのトラブルを未然に防ぐため、WBC視聴に適したVPNの選び方を詳しく見ていきましょう。

WBC視聴に適したVPNの最低条件と選び方

ここまで読んで、「結局、どのVPNを選べばいいの？」と思われている方も多いでしょう。WBCをストレスなく視聴するためには、VPNサービス選びが非常に重要です。間違った選択をすると、試合当日に接続できないという最悪の事態になりかねません。

WBC視聴で失敗しないVPN条件

条件1：Netflix対応が明記されている

すべてのVPNがNetflixに対応しているわけではありません。公式サイトやサービス紹介ページで「Netflix対応」「ストリーミングサービス対応」と明記されているVPNを選びましょう。

Netflix側は常にVPN対策を強化しているため、VPN側も定期的にサーバーIPを更新するなどの対応が必要です。大手の有料VPNサービスはこの対応に積極的ですが、無料VPNや小規模なサービスでは対応が追いつかないことが多くあります。

条件2：日本国内に複数のサーバーを持っている

日本のサーバーが1つしかないVPNでは、そのサーバーがNetflixにブロックされた時点で視聴不可能になります。

理想的には、東京、大阪、名古屋など、複数の都市にサーバーを持っているVPNを選んでください。1つのサーバーがブロックされても、すぐに別のサーバーに切り替えられるため、視聴の継続性が格段に向上します。

条件3：高速で安定した通信速度

スポーツのライブ配信では、映像の遅延やカクつきは致命的です。特にWBCのような重要な試合では、決定的な瞬間を見逃すわけにはいきません。

Netflixの高画質（HD）配信には最低5Mbps、4K配信には25Mbps以上の速度が推奨されています。VPN接続時は通常よりも速度が低下するため、VPN接続後でも20Mbps以上の速度が出るサービスを選ぶことが理想的です。

条件4：同時接続台数が多い

「スマホでも見たいし、テレビでも見たい」という場合、同時に複数のデバイスでVPN接続できるサービスが便利です。

家族で別々の試合を見る場合や、メインの視聴端末が不調の時にすぐに別のデバイスに切り替えられるよう、最低5台、理想は10台以上の同時接続に対応しているVPNを選びましょう。

条件5：日本語サポートと返金保証

トラブルが発生した際、日本語でサポートを受けられると安心です。また、30日間の返金保証があれば、実際に試してから継続利用を判断できます。

特に試合直前に契約する場合、「もしWBCが見られなかったら返金してもらう」という選択肢があると、心理的な負担が軽減されます。

条件を満たすおすすめVPN（厳選）

上記の条件をすべて満たす、信頼できるVPNサービスを3つ厳選してご紹介します。

1位：NordVPN

NordVPNは、世界で最も利用者の多いVPNサービスの1つで、Netflix対応に特に力を入れています。

• 日本国内に130台以上のサーバーを設置
• ストリーミング専用サーバーで高速・安定した視聴が可能
• 同時接続6台まで対応
• 24時間365日の日本語チャットサポート
• 30日間返金保証

通信速度も業界トップクラスで、4K画質のストリーミングも快適に視聴できます。価格は月額プランだと高めですが、2年プランなら月額400円前後まで下がります。

2位：MillenVPN

MillenVPNは日本企業が運営するVPNサービスで、日本語対応の充実度が最大の魅力です。

• 日本企業運営で安心の日本語サポート（電話対応も可能）
• 東京・大阪など複数の日本サーバーを用意
• 同時接続10台まで対応
• 30日間返金保証
• 月額396円からの低価格プラン

海外VPNに不安を感じる方や、日本語での丁寧なサポートを重視する方には特におすすめです。NordVPNとMillenVPNの詳細な比較も参考にしてください。

3位：Surfshark

Surfsharkは、コストパフォーマンスに優れたVPNサービスです。

• 同時接続台数が無制限（家族全員で使える）
• 日本を含む世界100カ国以上にサーバー設置
• Netflix、Disney+など主要ストリーミング対応
• 30日間返金保証
• 長期プランなら月額300円台から

特に大家族や、複数のデバイスを持っている方にとって、同時接続無制限は大きな魅力です。

どれを選ぶべきか

総合的なバランスで選ぶならNordVPN、日本語サポートと安心感を重視するならMillenVPN、家族全員で使うならSurfsharkがおすすめです。

いずれも30日間の返金保証があるので、WBCの試合日程に合わせて契約し、実際に視聴できるか確認してから継続利用を決めることができます。

VPN選びについてさらに詳しく知りたい方は、当サイトのVPN比較記事も参考にしてください。各VPNの詳細な性能比較や、実測速度データなども掲載しています。

まとめ｜海外からWBCを日本語で楽しむために

長い記事をここまでお読みいただき、ありがとうございます。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。

最善策は「Netflix × VPN」の組み合わせ

海外在住者がWBCを日本語実況で楽しむための最も確実な方法は、VPNで日本サーバーに接続し、日本版Netflixにアクセスすることです。

2026年WBCは、Netflix独占配信という過去にない形式となります。地上波放送がないため、海外在住者にとってVPNは必須のツールとなります。適切なVPNを選び、正しく設定すれば、まるで日本にいるかのようにWBCのライブ配信を視聴でき、日本語実況と解説を存分に楽しめるでしょう。

保険としてラジオ実況も準備

ただし、インターネット環境やVPN接続の状況によっては、映像が安定しない可能性もあります。そんな時のために、radikoでニッポン放送の実況を聞くという選択肢も知っておくと安心です。

ニッポン放送は2026年WBCの実況中継が確定しており、radikoを通じて海外からも聴取できます（VPN接続が必要）。映像ほどの臨場感はありませんが、日本語の実況を聞けるだけでも、試合の雰囲気を十分に味わえます。

試合前にやるべき3ステップ

WBC本番までに、以下の3つのステップを必ず完了させておきましょう：

ステップ1：VPNサービスに契約
Netflix対応が明記されている信頼できるVPN（NordVPN、MillenVPN、Surfsharkなど）に契約し、アプリまたはソフトウェアをインストールします。返金保証があるので、まずは試してみることをおすすめします。

ステップ2：テスト視聴を必ず行う
VPN接続→Netflix接続の流れを実際に試し、日本版のコンテンツが表示されるか、音声設定が日本語に切り替えられるかを確認します。可能であれば、WBC前に配信されるテスト配信や練習試合で実際に視聴してみてください。

ステップ3：トラブル対処法を把握
本記事で紹介した対処法を頭に入れておき、試合当日にトラブルが発生しても慌てずに対応できるようにしておきます。VPNサービスのカスタマーサポートの連絡先もメモしておくと安心です。また、radikoアプリもインストールしておき、最終手段として音声実況で聞けるように準備しておきましょう。

海外在住者でも日本のスポーツを楽しめる時代

インターネットとVPN技術の発達により、海外在住者でも母国のスポーツイベントをリアルタイムで楽しめる時代になりました。

過去には「海外では日本の野球は見られない」というのが当たり前でしたが、今では適切なツールを使えば、ほぼ日本と同じ環境でWBCを観戦できます。

2026年のWBCでは、日本代表の活躍を世界中のどこからでも応援できることを願っています。この記事が、あなたのWBC観戦の一助となれば幸いです。

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• Netflixでジブリを観るVPN活用法
• DAZNを海外から見る方法とVPN最新対応
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これらの記事では、より詳しいVPN活用法や、具体的なトラブルシューティングを解説しています。

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免責事項

本記事の情報は2025年12月時点のものです。VPNサービスの仕様、Netflixの配信内容や地域制限ポリシー、ラジオ中継の予定は予告なく変更される場合があります。実際にサービスを利用される際は、必ず最新の公式情報をご確認ください。

また、VPNを使用した地域制限の回避については、各サービスの利用規約や滞在国の法律を確認の上、自己責任でご利用ください。