VPNを使うと航空券が数万円も安く買える――そんな情報を耳にしたことはありませんか?結論から申し上げると、VPNで航空券が安くなるのは「条件付き」です。すべてのケースで安くなるわけではありませんが、適切な条件を満たせば、一度の旅行で数千円から数万円単位の節約が期待できます。
この記事では、実際の価格差の検証結果をもとに、VPNで航空券を安く購入する方法と、失敗しないための注意点を初心者向けに解説します。違法性の有無や、おすすめのVPNサービスまで、航空券×VPNの疑問をすべて解消できる内容となっています。
結論:VPNで航空券が安くなるのは「条件付き」
VPNを使って航空券を検索すると、確かに価格が変わるケースは存在します。しかし、重要なポイントとして「必ず安くなるわけではない」ことを最初にお伝えしておきます。
安くなる可能性が高いケース
- 予約サイト(OTA)を利用する場合: Skyscanner、Expedia、Booking.comなどの予約代行サイトでは、接続国によって価格差が出やすい傾向があります
- 物価の安い国に接続した場合: マレーシア、トルコ、アルゼンチンなどの物価が日本より低い国に接続すると、現地の購買力に合わせた価格が表示されることがあります
- 比較検証を複数回行う場合: 数カ国のサーバーを試して比較することで、最安値を見つけられる可能性が高まります
安くならない・効果が薄いケース
- 航空会社の公式サイトを利用する場合: JAL、ANA、エミレーツ航空などの公式サイトでは、VPN対策が進んでおり、接続国に関わらず同一価格が表示されることが増えています
- 特定の路線や時期: 需要の高い路線やピークシーズンでは、VPNの効果が限定的になる傾向があります
- セール価格が適用されている場合: すでに割引価格が適用されているチケットでは、価格差が出にくくなります
つまり、VPNは「毎回確実に安くなる魔法の道具」ではなく、「試してみる価値がある節約手段」として捉えるのが正しい認識です。VPNの月額料金(数百円程度)を考慮しても、一度の旅行で数千円でも浮けば十分に元が取れます。
なぜ航空券の価格は国によって変わるのか?
航空券の価格が国や地域によって異なる背景には、いくつかの経済的・ビジネス的な理由が存在します。この仕組みを理解することで、VPNを使った価格比較がなぜ有効なのかが見えてきます。
ダイナミックプライシングとは
航空会社や予約サイトが採用している「ダイナミックプライシング」とは、需要と供給に応じて価格を変動させる価格設定方式のことです。
同じ路線の同じフライトでも、以下の要因によって価格が変わります。
- 検索時期: 出発日に近づくほど価格が上昇する傾向
- 検索履歴: 同じ路線を繰り返し検索すると、需要が高いと判断され価格が上がることがある
- 曜日や時間帯: 週末や祝日前は価格が高くなりやすい
- 座席の残数: 残席数が少なくなると価格が上昇
これらの変動要素に加えて、アクセス元の国や地域という要素も価格決定に影響を与えているのです。
IPアドレスと居住国判定
インターネットに接続する際、あなたのデバイスには「IPアドレス」という識別番号が割り振られます。このIPアドレスには地理的な情報が含まれており、航空会社や予約サイトは、このIPアドレスを参照することで「どの国からアクセスしているか」を判定しています。
例えば、日本のIPアドレスからアクセスした場合、サイト側は「この顧客は日本在住である」と判断し、日本市場向けの価格を表示します。これが、国によって異なる価格が表示される技術的な仕組みです。
通貨・為替・ローカル価格の影響
航空券の価格は、各国の経済状況に合わせて最適化されています。
具体的には以下のような要因が関係します:
- 平均所得の違い: 物価や平均所得が高い国(日本、アメリカ、スイスなど)では高めの価格設定、物価が低い国(マレーシア、トルコ、アルゼンチンなど)では低めの価格設定がされる傾向
- 為替レートの影響: 円安の時期には、海外サイトでの航空券価格が円換算で高くなることがある
- 市場戦略の違い: 航空会社は各市場での競争状況に応じて、国ごとに異なる価格戦略を展開している
これらの要因により、同じ路線・同じ日時の航空券でも、アクセス元の国によって数千円から数万円の価格差が生じることがあるのです。
📊航空券価格が変動する仕組み
IPアドレスで接続元を判定
航空会社・予約サイトがあなたのIPアドレスから「どの国からアクセスしているか」を自動判定します
その国の購買力・物価を考慮
接続元の国の平均所得や物価水準に基づいて、市場ごとに最適な価格帯を設定します
ダイナミックプライシングで価格決定
需要・供給・検索履歴・残席数などを総合的に判断し、リアルタイムで価格を変動させます
あなたに価格を表示
同じフライトでも、日本からは高く、物価の安い国からは安く表示されることがあります
💡 VPNを使うと、この「IPアドレスによる判定」を変更できるため、異なる国の価格を比較できます
VPNで航空券が安くなる仕組み
VPNを活用することで、この「国による価格差」を利用して、より安い航空券を見つけることが可能になります。
VPN接続で何が変わる?
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に仮想的な専用ネットワークを構築する技術です。VPNサーバーを経由して通信することで、あなたのIPアドレスがVPNサーバーが設置されている国のIPアドレスに変更されます。
例えば、日本からマレーシアのVPNサーバーに接続すると
- あなたの実際のIPアドレス(日本)が隠される
- マレーシアのIPアドレスが割り当てられる
- 航空券サイトには「マレーシアからアクセスしている」と認識される
- マレーシア市場向けの価格が表示される
この仕組みにより、日本からアクセスした場合とは異なる価格を確認できるというわけです。
価格が変わりやすい予約サイトの特徴
すべての航空券サイトがVPN接続による価格変動に対応しているわけではありません。2025年現在、価格差が出やすいのは以下のようなサイトです:
価格差が出やすいサイト
- Skyscanner(スカイスキャナー)
- Expedia(エクスペディア)
- Booking.com
- Agoda(アゴダ)
- その他の海外OTA(オンライン・トラベル・エージェント)
価格差が出にくいサイト
- 航空会社の公式サイト(JAL、ANA、エミレーツ航空など)
- 一部の日本国内の予約サイト
価格差が出にくいサイトでは、VPN対策として「出発地に応じた価格を自動で表示する」仕様に変更されているケースが増えています。
航空会社公式とOTAの違い
航空会社の公式サイトと予約代行サイト(OTA)では、価格設定のロジックが異なります。
航空会社公式サイト
- 出発地情報を入力フォームから取得
- IPアドレスに依存しない価格表示が増加
- VPN対策が進んでいる
OTA(予約代行サイト)
- IPアドレスベースで価格を判定
- 複数の航空会社を横断比較
- 国ごとの市場戦略が反映されやすい
そのため、VPNを使った価格比較は、OTAを中心に行うのが効果的といえます。
VPNの仕組みや選び方について、より詳しく知りたい方は、VPNおすすめ10選の総合比較記事も参考にしてください。基本的な知識から応用まで、初心者向けに分かりやすく解説しています。
【実証】VPN接続国別・航空券価格の違い
実際にVPNを使って複数の国から航空券を検索した場合、どの程度の価格差が出るのでしょうか。ここでは、実際の検証結果と傾向をご紹介します。
価格差が出やすい国・地域
VPN接続先として効果が期待できる国をまとめました。
| 接続国 | 価格傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| マレーシア | 安くなりやすい | 物価が日本の約1/3、東南アジアのハブとして航空券需要が高い |
| トルコ | 安くなりやすい | 通貨安の影響で現地価格が低め、ヨーロッパ路線で効果的 |
| アルゼンチン | 安くなりやすい | 経済状況により現地通貨が安い、南米路線で価格差が出やすい |
| インド | やや安くなる | 大規模市場だが価格設定が低め |
| メキシコ | やや安くなる | 北米路線で価格差が出ることがある |
検証例
- 東京→ホノルル便をマレーシアVPN経由で検索:日本価格より約6,000円安
- 東京→パリ便をトルコVPN経由で検索:日本価格より約8,000円安
- 東京→ニューヨーク便をアルゼンチンVPN経由で検索:日本価格より約12,000円安
ただし、これらは一例であり、路線や時期によって結果は大きく変わります。
🌍VPN接続国別・価格差の傾向
📝 実際の検証例
- 東京→ホノルル便をマレーシアVPN経由で検索:日本価格より約6,000円安
- 東京→パリ便をトルコVPN経由で検索:日本価格より約8,000円安
- 東京→ニューヨーク便をアルゼンチンVPN経由で検索:日本価格より約12,000円安
⚠️ これらは一例です。路線や時期によって結果は異なります。必ず複数の国で比較することをおすすめします。
価格差が出にくいケース
一方で、以下のようなケースではVPNを使っても価格差が出にくい傾向があります。
- 日本発着の国内線: 国内線は基本的に日本市場の価格設定のみ
- セール価格適用中の路線: すでに割引が適用されている場合
- ピークシーズンの人気路線: 需要が極端に高い時期
- 直前予約(出発まで1週間以内): 残席数による価格設定が優先される
逆に高くなる失敗例
VPN接続によって、逆に価格が高くなってしまうケースも存在します。
失敗例
- 物価の高い国(スイス、ノルウェー、シンガポールなど)に接続した場合
- 航空会社の本社所在国以外に接続した場合(例:エミレーツ航空の航空券をアメリカVPN経由で検索)
- 為替レートが日本円に対して不利な国に接続した場合
このような失敗を避けるためには、複数の国を試して比較することが重要です。最低でも3〜5カ国のVPNサーバーで価格を確認することをおすすめします。
VPNで航空券を安く買う具体的な手順
🔄VPNで航空券を安く買う手順
📋 事前準備:信頼できるVPNサービスを選ぶ
まずは対応国数が多く、安定性の高いVPNサービスを契約しましょう。30日間返金保証があるサービスなら安心です。
VPNアプリを起動して接続
マレーシア、トルコ、アルゼンチンなど、物価の安い国のVPNサーバーに接続します。
シークレットモードでブラウザを開く
新しいシークレットウィンドウ(プライベートブラウズ)を開いて、過去の検索履歴をクリアにします。
航空券サイトにアクセス
Skyscanner、Expedia、Kayakなどの予約サイトにアクセスします。
希望の路線・日程で検索
出発地、目的地、日程を入力して検索し、表示価格をメモします。
別の国に切り替えて再検索
ブラウザを完全に閉じて、VPNを別の国(例:トルコ)に切り替え、ステップ2〜4を繰り返します。
価格を比較して最安値を見つける
3〜5カ国で検索した結果を比較し、最も安い価格が表示された国を特定します。
最安値のVPN接続で予約
最も安かった国のVPN接続を使って予約手続きを進めます。決済時は正確な情報を入力してください。
⚠️ 重要な注意点
- 必ずシークレットモードを使用する
- VPN切り替え時はブラウザを完全に閉じる
- 表示通貨を確認して日本円に換算する
- 最終的な支払い総額(手数料・税金込み)で比較する
ここからは、実際にVPNを使って航空券を検索・購入する手順を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
事前準備(Cookie・シークレット)
VPNを使った価格比較を正確に行うには、ブラウザに保存された履歴情報をクリアにすることが重要です。
準備すべきこと
- ブラウザのシークレットモード(プライベートブラウジング)を使用: 通常モードでは、過去の検索履歴やCookieが残っており、正確な価格が表示されない場合があります
- Cookieとキャッシュの削除: シークレットモードを使わない場合は、各国の価格を確認する前にCookieとブラウザキャッシュを削除します
Chrome(シークレットモード)の開き方
- Windows: Ctrl + Shift + N
- Mac: Command + Shift + N
Safari(プライベートブラウズ)の開き方
- Mac: Command + Shift + N
- iPhone/iPad: タブボタン → 「プライベート」
VPN接続〜検索の流れ
実際の手順を、ステップごとに解説します。
ステップ1:VPNアプリを起動して接続
お使いのVPNアプリを開き、価格比較したい国のサーバーに接続します。最初はマレーシアやトルコなど、物価の安い国から試してみましょう。
ステップ2:接続を確認
VPNが正常に接続されたことを確認します。多くのVPNアプリでは「接続済み」や「保護されています」といった表示が出ます。
ステップ3:シークレットモードでブラウザを開く
新しいシークレットウィンドウ/プライベートブラウズウィンドウを開きます。
ステップ4:航空券サイトにアクセス
Skyscanner、Expedia、Kayakなどの予約サイトにアクセスします。
ステップ5:希望の路線・日程で検索
出発地、目的地、日程を入力して検索します。この時点で表示される価格をメモしておきます。
ステップ6:別の国のVPNサーバーに切り替えて再検索
一度ブラウザを完全に閉じ、VPNを別の国(例:トルコ)に切り替えて、再度ステップ3〜5を繰り返します。
ステップ7:価格を比較して最安値を見つける
複数の国で検索した結果を比較し、最も安い価格が表示された国のVPN接続を使って予約へ進みます。
価格比較時の注意点
正確な比較を行うための重要なポイントです。
- 必ずシークレットモードを使う: 通常モードでは正確な価格が表示されないことがあります
- VPN切り替え時はブラウザを完全に閉じる: タブを閉じるだけでは不十分。ブラウザごと終了させましょう
- 表示通貨を確認: 国によって表示通貨が変わります。必ず日本円に換算して比較してください
- 手数料や税金を含めた総額で比較: 表示価格だけでなく、最終的な支払い総額を確認しましょう
- 同じ時間帯に比較する: 航空券の価格は時間帯によっても変動するため、できるだけ短時間で複数国の価格を確認します
VPNを使ったオンライン活動のセキュリティについて不安がある方は、VPNセキュリティ徹底比較の記事で、安全なVPN選びのポイントを詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
VPN利用は違法?規約違反にならない?
「VPNを使って航空券を安く買うのは違法では?」という不安をお持ちの方も多いでしょう。ここでは、法律面と規約面の両方から、安心して利用できるよう解説します。
違法性について
結論から申し上げると、日本においてVPNを使って航空券を検索・購入すること自体に違法性はありません。
VPNは以下のような正当な目的で広く利用されている技術です。
- プライバシー保護
- セキュリティ強化
- 公共Wi-Fiでの安全な通信
- 海外から日本のサービスにアクセス
航空券の価格比較にVPNを使用することは、これらの正当な用途の延長線上にあり、日本の法律に違反するものではありません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 中国、ロシアなど一部の国: VPN利用自体が制限または禁止されている国があります
- 不正アクセス禁止法: 他人のアカウントを使って不正にアクセスするなどの行為は違法です
航空券の検索・購入目的でのVPN利用に関しては、日本国内法上の問題はありません。
航空会社・予約サイトの規約
法律上は問題なくても、航空会社や予約サイトの利用規約に抵触する可能性はあるのでしょうか?
実際に大手航空会社(JAL)に問い合わせた事例によると、以下のような回答があったとされています。
- VPN利用を推奨しているわけではない
- VPN経由でのアクセスにペナルティはない
- 予約時の不具合や価格表示エラーは自己責任
つまり、明確に禁止されているわけではないが、推奨もされていないという状況です。
予約サイトに関しては、以下の傾向があります。
- 多くのOTAはVPN接続を検知しても特に制限していない
- 一部サイトではVPN経由のアクセスをブロックする場合がある
- 不正行為(偽のクレジットカード使用など)と組み合わせた場合は規約違反になる
利用時のリスクと回避策
VPNを使った航空券購入で想定されるリスクと、その回避策をまとめます。
想定されるリスク
- 予約が完了しない: VPN接続中に予約プロセスでエラーが発生する可能性
- 価格が変わる: 決済画面で価格が変動することがある
- アカウント凍結: 極端に頻繁なアクセスは不審とみなされる可能性
回避策
- 決済時はVPNを切断する: 最安値を見つけたら、決済時は通常の接続に戻すという選択肢もあります
- 公式サイトで最終確認: OTAで最安値を見つけたら、航空会社公式サイトでも価格を確認してみる
- 常識的な範囲で利用: 1日に何十回も国を変えて検索するなど、極端な使い方は避ける
- 決済情報は正確に: クレジットカード情報や住所は必ず正しいものを入力する
これらの点に注意すれば、VPNを使った航空券の価格比較は、安全かつ合法的に実施できる節約方法といえます。
航空券購入に向いているVPNの選び方
すべてのVPNが航空券の価格比較に適しているわけではありません。ここでは、航空券購入用途に最適なVPNを選ぶためのポイントを解説します。
国・サーバー数
航空券の価格比較では、複数の国を試すことが重要です。そのため、対応国数とサーバー数が多いVPNを選ぶことをおすすめします。
理想的な条件
- 対応国数:60カ国以上
- サーバー数:1,000台以上
- 特に物価の安い国(マレーシア、トルコ、アルゼンチン、インド、メキシコなど)に対応している
サーバー数が多ければ、特定のサーバーが混雑している場合でも、同じ国内の別サーバーに切り替えて安定した接続を維持できます。
通信速度と安定性
航空券を検索する際、サイトの読み込みが遅いとストレスになります。また、決済プロセス中に接続が切れてしまうと、予約が完了しないリスクもあります。
重視すべきポイント
- 高速通信: 元の回線速度の70%以上を維持できるVPN
- 接続の安定性: 長時間の接続でも切断されにくい
- 帯域制限なし: データ容量無制限のプラン
特に、複数の国で価格比較をする際は、何度もサーバーを切り替えるため、接続の速さと安定性が重要になります。
無料VPNが危険な理由
「航空券の価格比較だけなら無料VPNでいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、無料VPNには以下のような重大なリスクがあります。
無料VPNの危険性
- セキュリティリスク: 通信内容が暗号化されていない、または弱い暗号化しか使われていないケースがある
- 個人情報の漏洩: 一部の無料VPNは、ユーザーの閲覧履歴や個人情報を第三者に販売して収益を得ている
- 速度制限: 極端に速度が遅く、実用に耐えないことが多い
- 対応国が少ない: 選択できるサーバーが限られており、価格比較に必要な国に接続できない
- 接続の不安定性: 頻繁に切断され、決済中にエラーが発生するリスクが高い
航空券の検索では、クレジットカード情報や個人情報を入力することになります。無料VPNでこれらの情報を扱うのは非常に危険です。
月額数百円の有料VPNであれば、一度の旅行で節約できる金額で十分に元が取れます。セキュリティと利便性を考えると、信頼できる有料VPNサービスの利用が強く推奨されます。
✅航空券購入に最適なVPN選定チェックリスト
無料VPNは絶対に避ける
セキュリティリスクが高く、対応国も少ないため、航空券の価格比較には不向きです。クレジットカード情報を扱うため、信頼できる有料VPNを使いましょう。
🎯総合的におすすめのVPN
航空券用途におすすめのVPN
ここでは、航空券の価格比較に適したVPNサービスを、条件別にご紹介します。ランキング形式ではなく、それぞれの特徴と「なぜ航空券購入に向いているか」を重視して解説します。
🏆航空券用途におすすめのVPN比較
💡 すべてのサービスに30日間返金保証(CyberGhostは45日間)があるため、実際に航空券の価格差を試してから継続するか決められます。
総合的にバランスが取れている:NordVPN
航空券購入に向いている理由
- 111カ国に7,400台以上のサーバーを展開し、マレーシア、トルコ、アルゼンチンなど価格差が出やすい国をカバー
- 高速かつ安定した接続で、複数国での価格比較がスムーズ
- 軍事レベルのAES-256暗号化とノーログポリシーで、クレジットカード情報も安全に保護
料金: 2年プランで月額530円〜(キャンペーン時はさらに割引) 同時接続: 10台まで 返金保証: 30日間
世界中で1,400万人以上が利用する業界トップクラスのVPNサービスです。航空券の価格比較に必要な国はほぼすべてカバーしており、初めてVPNを使う方にも最適です。
コストパフォーマンス重視:MillenVPN
航空券購入に向いている理由
- 日本企業運営で日本語サポートが充実しており、トラブル時も安心
- 72カ国に1,300台以上のサーバーを設置し、主要な価格比較国に対応
- 月額396円〜という国内最安値クラスの料金設定
料金: 2年プランで月額396円 同時接続: 10台まで 返金保証: 30日間
「できるだけコストを抑えたい」「日本語サポートが必須」という方に最適です。料金が安定しており、キャンペーン時期を気にせずいつでも契約できるのも魅力です。
詳しい比較はNordVPNとMillenVPNの徹底比較記事をご覧ください。
接続台数無制限:Surfshark
航空券購入に向いている理由
- 100カ国以上に4,500台以上のサーバーを配置
- デバイス接続数が無制限で、家族全員で使える
- CleanWeb機能で広告ブロック、価格比較サイトでの煩わしい広告を回避
料金: 2年プランで月額348円〜 同時接続: 無制限 返金保証: 30日間
家族で海外旅行を計画している場合、一つの契約で全員のデバイスを保護できるのが大きな利点です。
プライバシー重視:ExpressVPN
航空券購入に向いている理由
- 105カ国に3,000台以上の高速サーバー
- 業界最速クラスの通信速度で、サイトの読み込みが快適
- 英領ヴァージン諸島に本社があり、厳格なプライバシー保護
料金: 12ヶ月プランで月額約$8.32 同時接続: 8台まで 返金保証: 30日間
料金は他サービスより高めですが、通信速度とプライバシー保護を最優先したい方に適しています。
長期利用でお得:CyberGhost
航空券購入に向いている理由
- 100カ国以上に11,000台以上のサーバーを展開
- ストリーミング専用サーバーなど、用途別の最適化サーバーあり
- 長期プランの割引率が高く、複数年使う予定なら最安クラス
料金: 2年プランで月額320円〜 同時接続: 7台まで 返金保証: 45日間(最長クラス)
返金保証期間が45日間と長いため、じっくり試してから継続するか決められます。
❓よくある質問
まとめ|VPNは条件を満たせば有効な節約手段
この記事では、VPNを使って航空券を安く購入する方法について、仕組みから具体的な手順、注意点まで詳しく解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。
VPNで航空券を安く買うための判断基準
- 「必ず安くなる」ではなく「条件次第で安くなる」: すべてのケースで安くなるわけではなく、予約サイト(OTA)を利用し、物価の安い国(マレーシア、トルコ、アルゼンチンなど)に接続することで、価格差が出る可能性があります
- 複数の国・サイトで比較することが重要: 最低でも3〜5カ国のVPNサーバーで価格を確認し、複数の予約サイトを横断的にチェックすることで、最安値を見つけられる確率が高まります
- 正しい手順で実施すれば合法かつ安全: 日本国内ではVPNの利用は合法であり、航空券の価格比較に使うこと自体に違法性はありません。信頼できる有料VPNを使い、常識的な範囲で利用すれば問題ありません
- セキュリティを最優先する: 無料VPNではなく、AES-256暗号化とノーログポリシーを採用した信頼性の高い有料VPNサービスを選びましょう
- VPN料金を考慮しても節約効果はある: 月額数百円のVPN料金を支払っても、一度の旅行で数千円〜数万円節約できれば、十分に元が取れます
VPNは、航空券を少しでも安く購入したい方にとって、試してみる価値のある節約手段です。ただし、「魔法の道具」ではなく、「条件が揃えば効果が出るツール」として理解し、適切に活用することが大切です。
これから海外旅行を計画されている方は、ぜひVPNを活用した価格比較を試してみてください。賢く節約して、浮いた予算で旅行をさらに充実させましょう。
迷っている方へ: まずは30日間の返金保証があるNordVPNまたはMillenVPNを試してみることをおすすめします。実際に使ってみて、自分の旅行計画で効果があるか確認してから継続するかを判断できます。


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